泣け泣け、書け書けと繰り返すワケは自己セルフケアとスッキリ感。

泣け泣け、書け書けと繰り返すワケは自己セルフケアとスッキリ感。

このところ泣くことや涙を流そう

と繰り返し言ったり書いたりしている。

目を覆うばかりの台風の被害をニュースで見たりするからだろう。

被害地の方々が皆絶望と不安の中で

なんとか元に戻ろうと努力をされているのを見て

 

胸が痛む。

 

カメラが回っているからか誰も泣いたり、愚痴を言ったりなさらない。

ひたすら助け合い、前向きな言葉を発している。

 

小池百合子都知事が被災地を回って

陥没して遮断された地域の方々と公民館で話をした。

「ともかく待っていて」の対応だが、来ただけで

良しとするという被災地の方々の態度に

「日本人」だなぁ。と思う。

 

話し合いや助け合い、マスコミの取材には相応わしい対応だと思う。

 

「和をもって尊し」とする我が国のDNAが

見苦しく文句を言ったり取り乱すことを抑制していると感じた。

 

自然災害という不条理に立ち向かうためにも

心のエネルギーを増やせるように

一人になったら涙を流して欲しい。

 

魂の分泌物の投稿にも書いたが、

涙を流すと、人は一種のリラックス状態になる。

 

ストレスが涙に溶け込み、一緒に体外に排出されるから。

まさに涙は自分で自分を癒すための、魂の分泌物なのである。

 

自然災害についての小説というと

真っ先にケン・リュウの『紙の動物園』を思い出す。

この中国系アメリカ人作家が「日本人」を描いている

「もののあはれ」に私は読んだ時に驚きを隠せなかった!

 

中国人でしょ?アメリカ移民でしょ?

(差別または、侮蔑用語として言っていません!)

 

なぜ、こんなにも日本人の気質を文章にできるの?

「もののあはれ」「自然災害の多い国」「和を貴ぶ国民性」

余りにも的確な日本人エッセンシャル小説で

ヒューゴ賞とネビュラ賞と世界幻想文学賞の

トリプル受賞もなるほど!

と納得してしまう力量なのだ。

表題となった『紙の動物園』にも

「お見合いカタログ」でアメリカ人と結婚できた

英語のわからない中国人』お母さんの哀しい心情。

 

ウィキからの引用を載せておきます・

1976年、中華人民共和国蘭州に生まれる。8歳(11歳という説あり[1])の時、両親とともにアメリカ合衆国に渡り、以後はカリフォルニア州パロアルトで育つ。後、さらにコネチカット州ウォーターフォードに移る。

ハーバード大学に入学し、法律を専門に学ぶ。ロースクールを出て、法務博士号を取得し、卒業後は弁護士コンピュータープログラマー中国語書籍の翻訳者として働きながら、文筆活動を行っていた。

短編小説を中心に活動している。2012年に、「紙の動物園」でネビュラ賞ヒューゴー賞世界幻想文学大賞の短編部門で受賞、史上初の三冠を達成した。2013年もヒューゴー賞の短編部門で受賞した。2015年に初の長篇となるファンタジー”The Dandelion Dynasty”を刊行。シリーズ化の予定である。また、翻訳家としても活動し、中国の作家を英語圏に紹介している。

作風は、東洋の伝統を下敷きにした細やかな情感を特徴とする。自身の出自である中国文化を背景にした作品も多い。また、日本での初翻訳となった「もののあはれ」のように日本人を主役とした作品もある。著者は日本漫画ヨコハマ買い出し紀行」に啓発された作品と語っている[2]

2015年、日本での初めての著作となる『紙の動物園』が早川書房より刊行。又吉直樹がテレビ番組で推薦したことで話題となった。

妻と二人の娘とともにマサチューセッツ州クインシーに住んでいる。趣味は、古いタイプライターの蒐集、修理である[3]

 

大きな字を書く!今日の一言動画はこちら。

朝の習慣、ゆっくり丁寧に書く。

大きな字は誤魔化しが効かない。

でも紙いっぱいに大きく丁寧に

書けたらスゴク気持ちいい。