写経と私❹確信！写経って瞑想ゾーンに入るんだ！

確信は正しかった！写経って瞑想ゾーンに入るんだ！

私は数々のウジウジ期を経て

ナントカ生き延びてこれたのも「旅」をすることができたからだなぁ、

と今は強く感じています。

離婚すると

「あの人今までエラソーにしてたけどホントは

旦那に捨てられちゃったらしいよ」とかなんとか噂されてるんじゃないか？

という妄想も入ってたりしちゃうんですね。

両親が世間様に対して態度がXLだったので

「ホラ見たことか！ざまーみろ」と言われてるような気がして

スーパーなんか遠くまで行ったりして。

今思えばバカバカしい限り！

有名人でもないのに「噂」になんかなるか？ですよね！

自分の超自意識過剰が笑えるわ！

平成25年の11月、なんやかんやで

自分のお誕生日もすっかり忘れすぎてしまっていました。

お誕生日など祝ってもらったことは無かったし、

今後も照れちゃうのでパスしたいのですが、自分だけは

「この世に生まれてきたこと喜びたい」という気持ちだけはありました。

それで誕生日付近は旅に出ることが多いの。

旅先でまったく知らない方からお祝いをされるのは好きなんです。

矛盾していますが、日常生活と切り離されて

別人としての「自分」に祝福をされるっていうのはいいものです。

しかし平成25年はお誕生日忘れるほど

きっとバタバタしていたんだと思います。

前後の状況は日記メモ見ればわかると思いますが、

私は思い立つとパッと出ちゃうようなところがあるの。

それで奈良の薬師寺様だったらひとっ走り2時間半ぐらいで行ける？

と飛び込んでみたんですね！

薬師寺様行ったときは

「まだ運転だって大丈夫！私ってエライエライ」と自分をホメながら

お写経に向かいました。

「お写経所」は私一人！貸し切り状態。

はじめてのお寺のお経に

優しいお坊様が手取り足取り教えてくださり、

「筆も何本でもつこたらいいのよ」と

仏様のような柔和な微笑み。

お口に丁子を含んだり、塗香をしたり、

本当に静かな時間を過ごせました。

お坊様は時々それとなく様子を見に来てくださって

「お気遣い」されている安心感といったら天国でした。

「初めてなんです、ここに来れて良かったです」、と

書き終えてから雑談していただけたの。

その中で薬師寺様は

「お檀家がいないから納経とかイベントで御浄財を集めてるんです、

奉仕の方が大勢いてお掃除から何から何までお手伝いくださって

ありがたいことです。

あなたもそのお一人、よくいらしてくださいましたね。

ずうっと泣いてはったけど気持ちよかったと違いますか？」と

は？私泣いてる？うそでしょ？

沢山の優しい言葉をかけられて

自分が涙流してることに気が付いた！

そして

「気持ちよすぎて訳もわからず涙してることすら

意識できてなかった」ことに驚いてしまいました。

よく言われるところのゾーンに入っちゃっていたのですね！

瞑想の境地ってコレか？と思いました。

お坊様は私の書いた写経を

「誰もおらんから」と写真許してくださって（ナイショです！）

「お写経はな、クセになるみたいで１万巻書いてる人もいますよ。」

「えーっ１万巻！」と返すと

「もう気持ちがいいから毎日来たいって奈良に引っ越して来はってね、

朝お写経したらお掃除時やらいっぱいされて帰るんですよ。仏様ですねぇ」

とゆったりのんびりおっしゃいました。

間違いない！

写経って瞑想ゾーンに入るんだ！

そう実感して帰ってきました。

最初のお写経が「薬師寺様」だったことじたいが

運がいいと「遅れた誕生日」の

忘れられない記念になりました！

写経の「快感」について調べてみたら

写経の効果として、精神が安定する。

写経に集中すると、β（ベータ）-エンドルフィンという神経伝達物質が分泌されることがわかっています。β-エンドルフィンは鎮痛効果や幸福感を得られる物質で、脳内麻薬という別称もあるくらい。なんて書くと怖いものに思えますが、いわゆるランナーズ・ハイになったり、美味しいものを食べたりしたときにも分泌される物質です。決して変なものではありませんよ！また写経に本気で集中している間は、余計なことを考えません。普段抱えている悩みやストレスからも解放されます。目の前の作業にひたすら没頭することが、精神や心の安定に繋がるということです。近年流行している、瞑想やマインドフルネスと同様の効果があるといえるでしょう。

ね？ね？　エヴィデンスあるじゃないですか！