「親ってなんで、あんなわけのわかんない生き物なんだろうな」

「親ってなんで、あんなわけのわかんない生き物なんだろうな」

「親ってなんで、あんなわけのわかんない生き物なんだろうな」

この言葉は、三浦しをんの小説

『エレジーは流れない』からの一節です。

 

真言マントラの写経を朝活にしています。

瞑想=「止観」を写経で体感できるからです。

 

このところ、

私のもともと複雑だった親子問題が、

老々介護に移行していくことで

私自身が耐えられず

「うつ」になってしまったことなど綴りました。

 

 

親の悪口を言うという行為は実は精神的にヘビー、

ですから複雑な生い立ちまでは

書くことができずにいます。

 

 

 

お盆用の読書のための本を探していたら、

三浦しをんの『エレジーは流れない』

読書感想を見つけました。

 

 

そのなかで

 

 

 

「親ってなんで、あんなわけのわかんない生き物なんだろうな」

 

という言葉がピックアップされていました。

 

高校生男子のビルディングストーリーのようですが、

 

表紙を見てピピっと来るものがありました。

 

私の育った城下町静岡、

いつも遊びに行っていた浅間神社、

そして海に山がある町。

それを思い出させる普通の地方都市を

 

高度100メートルぐらいから見たイラストです。

 

 

感情の整理をするときに

 

「上から俯瞰してみる」とはよく使われる言葉。

 

今自分が巻き込まれていると感じているトラブルも

少し上の方から「自分の感情」を離れて

客観的に見ると整理がうまくいく、という方法ですね。

 

 

上から見ると「相手のあること」

「たがいにそれなりに考えを持っていること」

つまり

「違いがあるのは当たり前」

 

怒る必要もなければ、ぶつかる必要もない。

 

という論。

 

 

この本のイラストには

 

 

「みんな違っても日常はおおむね大して変わりない」という

 

平凡さを表われています。

 

 

要するに私だけではなく、みんなそれぞれが

「チョットした事情」を抱えていながら

「そういう状態」が当たり前だよね。

という感じかな。

 

軽くノリで流す。

本のタイトルは「流れない」なんですが、

内容はノリの良い高校生男子の物語。

是非読んでみたいと思っています。

 

 

私が写経が好きな理由は

たくさんあり過ぎて一度にはいえない。

けれど「書いている」最中に、日によって

漢字のニュアンスの受け取り方が微妙に違うんです。

 

 

今日は「能除一切苦」というところが

「一切の苦しみを取り除くことができる」と受け取れて

「マントラ」3回書いておこう!とそうしました。

 

誰もが自分の思考の中で生きている。

「苦しみ」なんかいらないし、

できたら「幸せ」を感じていたい。

 

 

「能除一切苦」の後がまたイイの!

「真実不虚」って続いてます。

 

 

「一切の苦しみを取り除くことができる」って

ホンマかいな?を

「このマントラは真実であり、嘘じゃあありませんよ!」と

念押ししてるのね。

 

 

そうして真言マントラは

スゴイスゴイ世界一スゴイ、

宇宙で一番すごい、こ

れ以上素晴らしいものはない!という絶賛推薦文があって

 

マントラのギャーテーギャーテーにいくの。

 

 

このダイナミックな所が臨場感があって大好きです。

 

 

賛美の言葉をガンガン重ねる

音のリズムのダイナミクス、

頭の中でグワーンと渦が巻いて

思考が渦に巻き込まれて

「脳が止観瞑想」モードに一気に突入します。

 

 

私はDr.苫米地の『般若心経』の解説が

非常に理にかなっていると思っています。

の使い方についても信頼していますが、

ダライラマ14世などチベット仏教学者たちとも

学術的な親交がある仏教学者でもあるからです。

 

 

そして、専門の「脳機能」の面からは

 

「何度も言うように、マントラは願いを叶える魔法の呪文ではない。目標達成のためのアファメーションであり、マントラを使って止観瞑想することに意味がある」

 

と言っています。(『超訳 般若心経』p174)

 

 

 

アファメーションとは、

なりたい自分になるための

言葉による思い込みづくりのことで、

「肯定的な自己暗示」「肯定的な自己説得」

肯定的な自己宣言」と辞書にあります。

 

 

「苦しみから逃れて」「宇宙に丸ごと自分をゆだねて」

「宇宙と一体の素晴らしいダイナミックな私」を

感じるための「写経」

 

宇宙のダイナミクスを

「書くことに没頭」していると感じられます。

 

 

今日は

「俯瞰してみると、ぶつからない世界になるよね」

というインスピレーションを三浦しをんの

「エレジーは流れない」の表紙から感じました。

 

 

高校時代は遠い過去ですが、女子高時代の小説として

私が好きなのは、

原田マハの『でーれーガールズ』オススメです。