私が通いたい占い師⑧不登校児のママ、気がついたら催眠術にかけられた?

私が通いたい占い師⑧不登校児のママ、気がついたら催眠術にかけられた?

私が通いたい占い師⑧不登校児のママ、気がついたら催眠術にかけられた?

 

私の友人のアッちゃん、

子供が不登校になって

「どこに行くにも娘連れ」で来ていた。

 

 

その頃は不登校っていうのも認知が低くって

「ひたすら世間体が悪い」けど「娘は守りたい」

ってアッちゃんは必死だった。

 

まぁ、学校に行かなくなった原因については

彼女はある程度は理解しているようだった。

 

要するに彼女が言うには、娘さんが

 

小学校でクラスの女王様争いに負けたの。

 

それまでは新しい女王様とはそれまで

一緒のクラスになったことがなかったから、

相手を知らなかったんだと思う。

 

ボス山のサルが挑戦者に敗れたら

群れから去らなくちゃならないっていう

掟があるじゃない?

 

それと同様に「敗者は透明人間」になる

という扱いになったらしい。

 

 

酷い話なんだけど、

 

相手がいる以上は打つ手がなかった。

 

 

まぁ、アッちゃんとしては私たち友人には

愚痴を聞いて欲しかったと思う。

 

と同時に、

 

へたに同情もされたくないから、

友達の前では冷静に

「別に不登校でもウチの娘は大丈夫」って

感じでオシャレさせて連れ歩いていたし。

 

 

一方で、旦那さんはIBMっていう

デカい会社を辞めちゃって

娘の勉強とかカウンセリングに

通っちゃっていたの。

 

旦那さんはバリバリのエリートだったから

アメリカじゃ

「精神科医、カウンセラーに通うのはステイタス」

ぐらいに思っている節が見て取れた。

 

 

 

 

彼女は旦那さんが会社辞めちゃって

相当ショック受けてたわ。

 

そりゃそうだよね!

 

だけど、こういう状況では

友達が何か言えることって皆無。

 

まぁ、そんな時に近江の長浜

友人たちと一緒に行くことになったの。

 

私たち友人は「やけどしない千年灸」

とかいうのを体験していたんだけど、

そこでイベントで手相を見る

おばちゃまがいらしたの。

彼女がほんの軽い気持ちで観てもらったら

 

 

 

A「この先どうなるんでしょうか?」

O「娘さんは、学校に行けないんだよね?そういうことあるよねぇ」

A「上の息子は学校が大好きなんだけど・・・」

O「そういう子もいるよねぇ…兄妹仲良しでしょ?」

A「仲はいいんです。ただ兄だから妹を甘やかしていて」

O「そうれは良かったわねぇ、妹のことでお兄ちゃんは苛められたりしてないのね?」

A「ええ、そういうことは無いんです。」

O「あのねぇ、嵐の時は嵐が去るまで待つでしょ?それまでは表に飛び出して、嵐に吹き飛ばされたり、飛んできた瓦で大けがしないように出ていかない方が良さそうよ。」

A「ずっと泣き寝入りした方がいいってこと?」

O「そうじゃなくて、問題を大きくしちゃったりする人いるでしょう?そうしない方がいいんじゃないかなぁって思うの。あなたは戦士じゃないからねぇ。

旦那さんが教育は引き受けてくれてるんでしょ。立派な旦那さんじゃない!会社はいっぱいあるけど娘さんは世界に一人だもの。旦那さんが守るから信じて待ってるだけでいいの。

あなたはひとりの人に一生守られるようになってるから」

A「たしかに、主人が会社辞めちゃったことは・・・」

 

涙つつーっ。

 

 

O「会社を辞めるって悪い事じゃないよ。周りにいない?会社辞めた人?」

A「あっ、父が税務署やめて、会計士になったんでした。忘れてました・・・」

O「じゃ、お母さんは、今のあなたと同じ経験したんだよね?」

A「そう言われれば、そういうことですけど・・・」

O「お母さんができたことは、あなたも絶対できるよね?それに良くなったんじゃないの?お父さん税務署やめて。」

A「父は胃潰瘍になって税務署やめたんですけど、会計士が向いていたみたいで・・・」

O「そうでしょ!あなたのオウチはきっと静かな人が多いんじゃないの?手の形って遺伝するからわかるのよ」

A「社交的な人はいないんです・・・」

O「でも、それでも別に困っていないよね?すごいことだと思わない?上役や世間のこと気にしないで生きていけるって。珍しいのよ、社交的じゃないのに、お金に困らない人たち。」

 

 

A「でも、もう少し社交的でいれたらなぁって・・・」

O「うわべだけの世界なんてどうでもいいじゃない。うわべだけの人だっていっぱいなんだから」

A「確かにそうかもしれないけど・・・」

O「確かに口下手で、世渡りが下手っていうように見える人もいるよね!でも、それって見えるだけで、損でもなんでもないの。かえって信用されるよ、薄っぺらじゃないって」

 

 

A「そうですかぁぁ・・・」

O「そうそう、みんな違う性質なんだから、あなたは自分の気が済むように好きなことしてればいいの。

いろいろ苦にしないでね。気苦労なんかしないで大丈夫よ。自分は自分っていう強い線持ってるから、

そのうちボスにへつらっている子供たちだって娘さんが学校行っていないんだから肩透かしされて味方してるのもバカバカしくなってくるって!ずーっと学校行かなくても平気よ。

中学も高校も行かなくても平気よ。大学だけはきっと止めても行くと思うよ。」

A「そうですかぁ。」

 

 

まぁ、なんかすっきりしなかったような

 

 

アッちゃんだったが、

1.「あなたが変わる必要はない」

2.「口下手でも要領悪くても、その方が信用される」

3.「旦那さんが会社辞めてもこの世の終わりじゃない」

4.「娘は学校行かなくても全然ヘッチャラ」

5.「ひとりの男に一生大事にされる」

 

これだけ自己肯定されたら、どうよ?

 

たいしてスッキリしなくても、

 

記憶に残って「それから自信もってやってこれた」

 

あの時、千年灸いって良かったよ!と

その時のメンバーが集まるたびに言ってるわ。

 

私が通いたい先生は解けない催眠術で自信をつけちゃう!

 

偉大な占い師さんこそ、普通のおばちゃんにしか見えないのか?