レレレのおじさんは「他者承認」の天才か?

レレレのおじさんは「他者承認」の天才か?

今日の一言はレレレおじさん。

赤塚不二夫の『天才バカボン』の登場人物。

 

 

浴衣着て、家の前の道をいつも竹箒で掃いていて
誰にでもこの一言を言っているキャラだったと記憶している。

「おでかけですか、レレレのレー」

コレは子供の頃は思わなかったけれど
分け隔てなく誰にでもする「声かけ」と「社交辞令」だけじゃない。

今、この年になると、他者に対する「あなたを見ていますよ」
という承認だとすら思う。

愛知県は外出自粛が緩んだので、
今迄先に伸ばしていた外出も予定に入れられるようになった。

私は今日は時間を寄せられない用事が3つあり、
出たり入ったりを繰り返す日になる。

腰は重いけれど
「おでかけですか、レレレのレー」と、自分に声かけして気楽に行こうと思う。

レレレのおじさんを気になって調べてみたら

 

エピソードは『トリビアの泉』にも取り上げられ、93へぇを獲得した。

 

おじさんがいつも箒で町を掃除しているのは、

25人の子沢山で、子供達が幼い頃にまとめて世話をするために
箒を使っていたが、子供達が成長して掃く必要がなくなっても
その癖が抜けなくなったのと

唯一家に残っていた妻が亡くなり、その孤独を紛らわすためである。

このエピソードは

バラエティ番組『トリビアの泉』にも取り上げられ、93へぇを獲得した。

ちょっと待って!
25人の子沢山、昔は10人ぐらいは聞いたことがあった。
おそ松くんだって6人ぐらいですよね?

赤塚さんは子沢山が良いことだと思っている?
よくわからないけど25年間毎年子供を産むなんて
インポッシボーじゃない?

そういう設定じたいが昭和のステレオタイプ。
25人もいたんじゃ全員に愛情とか分配できるのか?
25人に食べさせるとなったら、いったい何升の米を炊くのか?

私は3人の子育てでしたが毎朝お弁当と朝ごはんで1升炊いてました。
お昼までにお腹が空いたり、帰宅までにお腹が空くというので。
おにぎりは沢山結んでいました、(笑い)

天才バカボンでの設定なら朝から2升は炊く必要があったでしょうね!

今なら経済的な理由で25人の子育ては難しいんじゃないかな?

25人分のオムツだってすごかったことと思います。
物語の設定としても「レレレのおじさん」は子育てに協力して
竹ぼうきで子供をしつけ、見守り、それが癖に?

習慣ってスゴイ!ということすら含まれている。

 

天才バカボンを哲学的に解説する方はいっぱいいらっしゃる。

 

知りたい方はぜひ調べてみてくださいね。

習慣とはいえ、一日中なぜか声がけしてる。
家の前、つまり街路を掃除してる。

 

 

この二つの習慣は

1)「おでかけですか、レレレのレー」で他者承認をしている。

見守る視線を贈っている、と考えます。
レレレのレー、が後に続くので「お節介」に受け取って
「答え」を言うよりも笑って「こんにちはー」と
通り過ぎることのできる見事な一言です。

今でいうなら小学生の登校や帰宅に付き添う
ボランティアのおじいちゃま、の感じがします。

元気のない子にも、微笑みを、危ないことには注意を。
時代を経ても、ちゃんと見守る役を果たしてくれているんですね。

ありがたいことだと思います。
会社に行きたくないときも歩いていたらレレレのおじさんがいる。

他社とのかかわりを鬱陶しいと感じることもあるけれど、
さりげない「眼施」を贈ることの大切さを感じました。

 

2) 習慣で街路を掃くことじたいが社会貢献

25年間も続けてきた社会貢献でもありますよね?

今でも雪かきを協力してする地域もあると聞いています。
小さな習慣を「社会貢献」にまでしていて、
それを意識せずに「どーだ?」がないんです。

 

最後に

孤独を紛らわすために掃除をしている

 

これも、すごいことですよね!

孤独を紛らわすために、というところがいい!

受け身では絶対にダメだってわかってるけど

行動できない人(私も含め)いますものね。

何しろ自分から働きかけて行動する。
そのことが結果的にスゴイ社会貢献になってる。
自分も「すること」がある、仕事を作っている。

私も還暦を過ぎてからは「仕事」を作ることの
大切さが身に沁みてわかってきました。

他者とつながる、役に立てる喜びを仕事はくれるんです。
仕事を自分で作るなんて簡単さ!
とレレレのおじさんから学びました!

今日はいい言葉が書けて良い一日になりそうです!