恥ずかしい10年前の装飾写経が出てきた・・・

恥ずかしい10年前の装飾写経が出てきた・・・

2013年のサライにも載っているけれど
この年初めて薬師寺様で写経を体験した。

サライの記事を見ると(2013年10月号)

国宝・薬師寺東塔の尖端を舞う飛天の謎を解く

ルーツは古代インド彫刻!

奈良市西ノ京(にしのきょう)町にある
薬師寺の国宝・東塔(とうとう)。
その塔の上部を飾る水煙(すいえん、
雷や火災から塔を守るという祈りを込めた装飾物)
には24人の飛天が透かし彫りされ、芸術的完成度が非常に高い。

その飛天は、ずっと女の飛天、つまり天女と一括されてきた。
それに対して中国美術の研究家・小杉一雄(1908~98)は、
男の飛天である天男(てんなん)も彫られている
と新説を唱えた(天男は小杉の造語)。

小杉は、まず飛天のルーツを古代のインド彫刻に探った。
その結果、全裸の天男天女が数多く彫られていることを発見。
それが中国に伝わり、中国最古の仏教遺跡、
敦煌(とんこう)でも天男天女が壁に描かれていることが分かった。

ただし敦煌の天男は全裸、天女の下半身は長い天衣(てんね)
で覆われている。そしてやや時代が下る雲崗(うんこう)石窟を見ると、
天男天女とも衣をまとい、しかも天男は天女よりも大きく描かれている。

さらに笛などを吹く奏楽(そうがく)の飛天は
天男であることも分かった。そこで小杉は、飛天は個々にではなく
、天人族とでもいうべき飛天の一族として
描かれていることに気がついた。

では、薬師寺水煙の飛天はどうなのか。

薬師寺の水煙(すいえん)は、銅造鍍金(ときん)。
重さは400kgほど。同じ形のものが4枚あり、
それらが十字形に組まれている。

4枚の表裏には透かし彫りが施され、
1面ごとに3人の飛天が配されている。
それが表裏にあるので1枚当たりの飛天の数は6人。
従って水煙の飛天の総数は6人×4枚=24人となる。
ただし、表面・裏面とも同じ型から起こされている。

この24人の飛天は、これまですべて女性、
つまり天女と思われていた。というより、
我が国では飛天=天女という固定観念ができ上がってしまったのだ。

それに対して小杉は、各面の3人の飛天が天男(てんなん)・
天女・天童(子供の飛天)の組み合わせであることに気がついた。
つまりこの水煙には、天人一族が舞っているのだ。

小杉の考証によれば、一番上の飛天が天童、中央が天女、
そして下の笛を吹いているのが天男となる。
奏楽(そうがく)は、古代中国では天男の仕事だったのだ。

インドで生まれ、中国を経由して日本に飛来した天人一族。
彼らは奈良の西ノ京(にしのきょう)に舞い降り、
親子団欒(おやこだんらん)を楽しみながら、
空にそびえたつ塔の安全を見守ってきたのだ。

長々引用したけれど、すぐに影響されるのが私。

新しい薬師寺の東塔も公開になったし、見に行かなくては!

令和の東塔の水煙も楽しみです。

写経、写仏と楽しみ方はいろいろあるけれど、
今は写仏のテキストもたくさん出ているし、
書く瞑想の写経プラス写仏もこれからもっとやってみたい。

願文は「家内安全」いつだって家内安全は大事。
この時はまさか自分が両親の介護生活に突入するとは
思ってもいなかった・・・二人合わせて179歳!

 

父は入院して1年半
(母が父の介護を全面的に見れないのと高血圧の持病があるの)
母は一人暮らしが1年半、コロナで面会もできないから
家族としては実は「面会できる」よりずっと大変なの。

父は耳が遠いからメモでしか連絡取れないし、
母は差し入れを持って行っても手ごたえがゼロ。
とばっちりは全部こちらに来るのですが、
往復の車の中での母の罵詈雑言を聞いてると
事故しそうなほど頭に血が上ったりするの。

薬師寺の特別公開はこちらから
コロナで行けるかどうかは不明ですが、ぜひ見に行きたいと思います。