レムリアンはシャーマンとして「神話」の世界を生きる。

レムリアンはシャーマンとして「神話」の世界を生きる。

レムリアンはシャーマンとして「神話」の世界を生きる。

秦氏の「山岳信仰」と
シャーマニズムに思いをはせています。

ミルチア・エリアーデによると、
古代のシャーマンが鍛冶師と一体で
あることは多くの専門家が指摘している。

日本で言う「巫」の周辺では、
氏族神の祭祀とともに鉱山・採鉱・精錬・
合金・メッキ・薬品精製・医術といった
サイエンスやテクノロジーが発達していた。

としています。

ミルチャ・エリアーデ
ルーマニア出身の
宗教学者・歴史哲学者であり、
シカゴ大学の教授でした。

エリアーデは、神話を複雑な文化的現実と
とらえており、さまざまな観点からの考察・
解釈が可能であるとしていました。

その一方、彼は神話を
「現実がどのように現れたかという
聖なる物語を口伝したもの」としています。

彼のいう現実とは、全て(宇宙)であり、
また何か特定のもの(島、生物種、団体など)
である場合もありました。

エリアーデは、時間と空間を読み解くのに
「聖性」と「俗性」という二面性から
考察していて、俗性の部分は
普通の日常生活に基づき、

聖性の部分は物事の実存に基づいており、
これは、物事の本質、言い換えれば
物事の理由と目的とを内包しています。

 

神話によって私たちは、聖性に気づき、
聖性を再現することが可能となるのです。

 

「秦王国」といわれていた豊前には、
「秦氏の宗教」ともいうべき

古代シャーマニズムと道教と仏教が
混淆したハイブリッドな常世信仰があり、

 

豊国奇巫(とよくにのくしかむなぎ)や豊国法師といったシャーマンが活躍していた。

 

『日本書紀』の用明天皇2年4月2日条には、
用明天皇の病気に際し、

皇弟皇子が
この豊国法師を呼んで内裏に入れたところ、
物部守屋大連が反対して怒ったと書かれている。

 

わが国への仏教公伝は、
宣化天皇3年(538)と
欽明天皇13年(552)の二説ありますが、

 

崇仏派天皇だった用明天皇が
三宝(仏・法・僧)への帰依を表明しつつも、

 

周囲の薦めで秦氏系の法師(仏教僧ではない)が
内裏に招き入れられた記述から、

 

百済系の仏教を容認した
ヤマト王権(蘇我氏、用明・聖徳太子)が

シャーマンのもつ
病魔除け呪術や医薬品の効能に期待し、
豊前(秦系・新羅系)の高度な文化や医術の情報を
すでにキャッチしていたことが読み取れます。

 

その「秦王国」には、常世信仰や山岳信仰や弥勒信仰を含む新羅系仏教が伝わっていた。

 

新羅には古くから、熊野信仰につながる
擬死再生の常世信仰があった。

 

太子や花郎(ふぁらん)と呼ばれる
山岳修行者は神が降臨した依り代とみなされ、

 

鉱脈を探索するために山に入り、
洞窟=穴などに篭って斎戒修行を行った。

 

そこに仏教の弥勒下生信仰が重なり、
彼らに弥勒菩薩が降臨(憑依)することから、
彼らは弥勒の化身だといわれるようになった。

 

 

 

私は、聖徳太子の母がシャーマンだ
ということと、渡来人だということを
「名前」から考察します。

 

洞窟=穴=穴穂部間人皇女(?~621)あなほべのはしひとのひめみこ

 

は聖徳太子の母で、

欽明天皇を父とし、蘇我稲目の女小姉君
が母親です。

 

穴穂部皇子は弟で、異母兄にあたる
大兄皇子(用明天皇)に嫁ぎ、

・廏戸(聖徳太子)
・来目
・殖栗(えぐり)
・茨田(まんた)

ら4人の皇子を生んだ。

 

諸司を巡行中、馬宮の廏の前で
廏戸皇子(聖徳太子)を出産したとの
伝説で知られる。

 

 

 

 

用明元(586)年、用明即位に伴って
皇后となる。用明天皇没後は
田目(豊浦)皇子と結ばれ、
佐富女王を生んだとされている。

中宮寺は、聖徳太子が母穴穂部間人皇女の
御所跡を寺にしたと伝えられる。

 

聖徳太子は欽明天皇の孫。
となると欽明天皇はシャーマンの血筋を
娘の穴穂部間人皇女に伝えているわけです。

 

豊前には英彦山という日本の代表的な
修験の霊山があります。

 

この英彦山には、
弥勒菩薩の浄土(兜率天)内院の
四十九院に付会した四十九窟がある。

 

窟=洞窟=穴

 

英彦山で修行し「法医」とまでいわれた
法蓮という僧(辛嶋氏系宇佐氏の氏寺・
虚空蔵寺の座主や宇佐八幡宮の神宮寺・
弥勒寺の別当)と、

 

宇佐八幡宮の八幡大菩薩にかかわる
弥勒信仰の伝承には、秦氏がもたらした
新羅の仏教が大きく影を落としています。

 

シャーマン=巫女
マントラ=呪文

 

空海のことから、聖徳太子まで
バックトゥザフューチャーをしましたが、

 

呪文や信託でこの世にいながら「あの世」「パラレルワールド」を展開する

 

ということにおいては

やってること=結果は同じなわけ。

 

恐るべきことに、エリアーデは

 

「神話はまた、社会の信条や
ルールを表現し、明文化します。
神話は神的存在の行いを語り、
人間のふるまいの手本となります。」

 

と言っている。

 

このことは、ブロニスワフ・マリノフスキ
によれば、神話は

「道徳を保護し、力づけるものである。
すなわち、儀式の効率を保証し、
人間の指導のための実践的なルールを
内に宿している。つまり神話とは、
人類文明に欠かせない要素である」

といっています。

 

エリアーデに深く影響を受けた芸術家に岡本太郎がいます!

 

岡本太郎の母、岡本かの子は
かの子の崇拝者であった学生、
堀切茂雄(早稲田大学生)と
一平の了解のもと同居するという

 

奇妙な3人夫婦生活者として
有名ですよね?

 

私はレムリアンの「空」「地」「海」が揃った完璧な世界だったのでは?

と思っています。

 

話があちこち飛んで
ややこしいですが、思うがまま
徒然をお許し下さい。