自己チューなスサノオとアマテラスのマウント合戦

自己チューなスサノオとアマテラスのマウント合戦

自己チューなスサノオとアマテラスのマウント合戦

 

アマテラス
スサノオが、やってきた時

 

「それではお前に
悪い心のないことを見せよ」
とおっしゃいました。

 

ここから、トンデモナイ
勝負が始まるんだけど、

 

スサノオの方から

 

「ではお互いに子を産んで
証を立てましょう。
生まれた子によって
2人の心の良し悪しが分かります」

 

とおっしゃいました。

 

そこでご姉弟は天安河と言う
河の側の両方の岸に分かれて
お立ちになりました。

 

もしもし?お互いに勝手に子供増殖できるんだよね?

 

だったら、勘当される前に
スサノオは大泣きして
世の秩序を乱すことなかった

なぜ、そんなことをしたのか?

 

 

要するに、
「オレ様が泣くと、
天も夜の世界も
治まってるけど、地は枯れちゃうし
側だって干上がっちゃうし、
悪い神様たちは騒ぐし・・・

 

 

どーだ?困るだろ?

っていう

 

父親に対する反抗心と承認欲求だと思えるのね。

 

オレを勘当したって
べ・つ・に・

ってカンジじゃないかしら?

この「子産み」合戦

 

アマテラスが先にスサノオ
十拳の剣(とつかのつるぎ)を
おとりになってそれを
3つに折って、天真名井(あまのない)
とという井戸で洗って

 

 

ガリガリと噛み砕いて
ふっと霧を吹くと息の中から
3人の女神がお生まれになりました。

 

 

 

次にスサノオがアマテラスの
左の鬢におかけになっている
八尺の勾玉の飾りをいただいて
玉の音をからからいわせながら

 

 

さっきの井戸で洗いすすいで
それをガリガリと噛んで
霧をおふきだしになりますと
それと一緒に1人の男の神様が
お生まれになりました。

 

 

3人の女神は剣から生まれた
1人の男神は勾玉から生まれた。

 

 

その神様がアメノオシホミミです。

 

 

この勝負まだまだ続きましたが
最後にはスサノオが

 

 

「ソーラ!オレが勝った。
私には何の悪心もないことに
私の剣や持ち物からできた
子供はみんなおとなしい
女神ではありませんか。
どうです!それでも私は悪人ですか」

 

 

とそれはそれは
大威張りに威張りました。

 

 

そしてその勢いに乗って
暴れ出してアマテラスが
作らせている田んぼの畔を壊したり、

 

水路を埋めたり、しまいには
アマテラスがお初穂を召し上がる
御殿にあがって
うんちを放り散らすというような
ひどい乱暴をなさいました。

 

 

スサノオ、今ならセクハラ!女神はみんなおとなしいって

 

 

屁理屈は捏ねるんだよね!

そのうえ、アマテラスを
怒らせようと悪戯も度を越して
エスカレート・・・

 

 

いろいろな神様はそれを見て
呆れてしまいアマテラスに
告げ口したんだけど、
アマテラスはちっとも
お怒りにならないで、

 

 

「何ほっておけ。決して
悪気でするのではない。
汚いものは酔った紛れに
吐いたのであろう。

 

畔や溝を壊したのは折角の地面を
そんな溝にしておくのが
惜しいからであろう。」

 

 

こうおっしゃって
スサノオをかばって
おあげになりました。

 

 

御殿にウンチですよ!それでも許す・姉の寛容さを見せたのか?

 

 

するとスサノオはますます
ズに乗って、最後には
女たちが女神のお召し物を
織っている機織り場の屋根を破って

 

その穴から斑の馬の皮を剥いで
血まみれにした死体を
どしんと投げ込んだりなさいました。

 

 

これも、スサノオ、自己承認欲求が
満たされないから、ドンドン
悪さに拍車がかかって・・・

 

 

よくある負のループ的な展開。

 

 

機織り場で死人が出たもんだから
スサノオはここで

器物破損
御殿侵入
異物投入
家畜殺し
工場爆破
そのうえ「殺人」という
とんでもない犯罪者になった。

 

 

アマテラスはここにきて
スサノオのあまりの乱暴狼藉に
いたたまれなくおなりになって
天の岩戸という石室の中へ
お隠れになりました。

 

 

そして入り口を大きな岩で
びっしりとお閉めになったきり
そのまま引きこもって
いらっしゃいました。

 

 

これもわかるよね?

 

弟のアホさが恥ずかしい。

 

身内に恥をかかされるって本当にイタイの。

 

 

私はケッコウ母に
病院のあちこちで
「あることないこと」言われて
本当に恥ずかしいと思うこと
よくあります。

 

 

しかし、身内に恥をかかされる
っていうのは、身の置き所が
なくなるほど辛いから

 

アマテラスの気持ちわかるわぁ!