ヘビが2千年長生きすると「龍」になる!なら宇賀の神は?

ヘビが2千年長生きすると「龍」になる!なら宇賀の神は?

ヘビが2千年長生きすると「龍」になる!なら宇賀の神は?

 

海千山千って、
メタモルフォーゼすること、

 

海に千年、山に千年住みついた蛇は
龍になるという言い伝えから、

 

世の中の経験を十分に積み、
ものごとの裏面にまで通じて
ずるがしこいこと。そういうしたたか者。

 

のことなんですが、イイ感じの
ニュアンスじゃないことは確か。

 

 

 

まぁ、ヘビが2千年長生きすると
「トランスフォーマー」して「龍」
になることだとは知りませんでした。(笑)

 

仏教が伝わったインドで
は龍といっても、
コブラみたいな蛇だったんです。

 

この点、

 

弁財天のパートナーの宇伽神は蛇のお姿をしたままなんです。

 

ゆうに2千年以上
長生きしてらっしゃるのに
いまだ「蛇」のまま・・・なのは

 

海千山千のしたたか者では
ないということの現れ。

 

じつは蛇には足がないので、
龍とは違うけれど、年月を経て
龍に昇格?変身するというか・・・

 

インドの仏典を中国語に翻訳して、
コブラの「ナーガ」を「龍」と
訳した人々も、

 

蛇には足がなくて
龍には足があるということは、
承知の上ですり替えているようです。

 

 

どちらにしても、「おはたらき」
つまりご利益が「財運」なので、
龍じゃなくても差し支えない。

 

「五穀豊穣」転じて「金銀財宝」という
ご利益になっても、龍となって
「雨乞い」されるのはイヤだってことなのか?

 

それとも、

 

龍になったら弁財天様と「夫婦和合」ってわけにはいかないからか?

 

宇加耶は梵語で白蛇のことだが、
密教では人首蛇身ではなく
ただ蛇の像を宇賀神としている、

 

 

人首蛇身は熱田神宮だけでなく
山城国の稲荷神社にもあり、蛇首人身の像もある。

 

密教では「ただのヘビの象」を
宇賀神としているってところがナゾかけのようですね!