金神社のご祭神、渟熨斗姫命は父親に夫を殺されて岐阜に来た!

金神社のご祭神、渟熨斗姫命は父親に夫を殺されて岐阜に来た!

金神社のご祭神、渟熨斗姫命は父親に夫を殺されて岐阜に来た!

さて、

金神社のご祭神
渟熨斗姫命(ぬのしひめのみこと)ってどういう方なの?

ハッキリ言って一途な方
夫が謀略で殺されちゃうの!

そこ説明すると

旦那さんの五十瓊敷入彦命

※いにしきいりひこのみこと
『古事記』では「印色入日子命」

は朝廷の命令で奥州を平定したのに、

同行した部下の陸奥守豊益が
五十瓊敷入彦命の成功を妬んで、
謀反の心ありと讒奏した。

五十瓊敷入彦命は垂仁天皇の皇子、
渟熨斗姫命は景行天皇の娘で、

叔父と姪の関係になるんだけど、
実父の天皇の、弟なんですよ!

なんといっても渟熨斗姫命の
父親の景行天皇、『古事記』によれば

記録に残っている御子が21人、
残らなかった御子が59人、
合計80人の御子がいたことになっている。

この景行天皇の息子の一人、
小碓尊(おうすのみこと)が
ヤマトタケルになったのだけれど、

それだって、

ヤマトタケルが乱暴者過ぎて
近くに置いたら危険と、熊襲征伐をはじめ、
あちこちに戦に行かせて、遠ざけている。

景行天皇自身も「日本統一」を
めざしていたようで、戦ばっかりしてる。

行く先々で、妃を娶り、お子様は80人!

ヤマトタケルを遠ざけたように、
五十瓊敷入彦命の無実わかっていても
殺す口実を探していたと思われます。

だって、弟なんですよ!
男の嫉妬ってコワイ!

(義経を思い出すよね!)

いわゆるチクリで、一瞬でクルリと
朝敵にされ、攻められて殺されちゃうの。

自分の実家の朝廷が旦那を「謀反人」にしちゃったわけ!

このことを知った妃の
渟熨斗姫命ぬのしひめのみことは、

都を離れて岐阜で、
殺されたダンナさんを慕い、
朝夕ひたすら、夫の御霊を慰めつつ
生涯を終えたと言われているの。

ヒドイ話でしょう?

妻の供養が奏して
怨霊にならずに済んだの!

そういう一途な女神様が
いらっしゃる「金神社」

渟:とどまる。とどめる。水がたまる。また、とめる。サンズイから「水」

熨:のす。おさえてのばす。熨斗鮑(のしあわび)」の略。部首は「火」

斗:升、柄杓。天の南と北にある星座「南斗」「北斗」のこと。「星」

姫:高貴な女性。また、女子の美称「女性」

命:天の定め。めぐりあわせ。神の名に添えた敬称「神」

「水」「火」「星」「女性」「神」の複合体!
宇宙の総称でもあるの。

この5つの漢字に結びつく神様は
ざっと100人はくだらないはず!

神様はいくつもお名前お持ちだから、
「おはたらき」を表す文字だけでも
人名漢字の数倍はあるの!

そういう八百万の神々の
子孫であるあなたとの
「ご縁」を知りたくなりませんか?