伊集院 静さん、光明皇后の筆跡診断しましたね?さすがです!おっしゃる通りでございます!

伊集院 静さん、光明皇后の筆跡診断しましたね?さすがです!おっしゃる通りでございます!
伊集院静がぶった切る!猛女、光明皇后のプライドの高さ!

筆跡診断としても伊集院静さんの見解が余りにも素晴らしいので

下記に引用させていただきます。

現在、正倉院に仕舞われてある、日本最古の類に入る書を紹介する。

『楽毅論』と称する『楽毅論』は、”書聖” 王義之の書写された古文書の

一つである。戦国時代の武将、楽毅の人物を論じた一文である。

 

王義之の書にしては少し荒っぽいのでは?

御明察、ご慧眼ですな。これを書いたのは日本人。

それも女性の手になるもの。

光明皇后の書である。

王義之の模写本に臨んで書いた。

臨書(そばに置き、手本として書くこと)である。

日本に残る王義之の臨書の最古の一文である。皇后が自ら進んで

書を学んだ一文がきちんと現在まで保管してある。

正倉院という宝物殿、いや存在はたいしたものである。

恐れ入る。

 

光明皇后とは、全国にあの国分寺を建立し、東大寺を建て大仏を造立した、

仏教興隆の天平文化を実現させた聖武天皇の皇后である。

この光明皇后の書の左手に”天平十六年十月三日”と臨書した日付とともに

妙な名前か何か三文字の署名がある。

”藤三娘”とある。とうさんじょう、と読む。

読んで字のごとく藤原の家の三女です、という意味。

 

このとき彼女はすでに皇后であった。

なのにわざわざ藤三娘と書いたのは、彼女にとって藤原家は

誇るべき家柄であったのだ。

 

藤原不比等の三女である。不比等は”大化の改新”の主人公の一人、

藤原鎌足の子である。

 

親子二代にわたって長い権力闘争の末、藤原家は天皇に自分たちの

娘を嫁がせ藤原の血が流れる皇子が天皇になるという絶頂期を迎えていた。

その象徴が三女の安宿媛(あすかべひめ)こと光明皇后であった。

 

政略結婚とはいえ、光明皇后は腺病質であった夫、聖武天皇につくし、

夫が患うと京の僧たちに祈禱、加持を積極的にさせ、

功労のあった僧を迎えた。手厚すぎて、玄昉という僧侶などとは、

『大日本史』に「頗る醜声あり」とスキャンダルまで噂された。

猛女である。

六十七ページの光明皇后の書は男勝りの文字である。

勢いがあるし、気丈さがそのまま文字にあらわれている。

 

天平時代の日本において、トップレディーが王義之の書をきちんと

臨書し書を学ぶ慣わしがあったことに意義があったのである。

夫の聖武天皇にも『雑集』と称する書がやはり正倉院に

日本最古の肉筆の書として保管されているが、こちらは猛女と比べて、

繊細過ぎるほど華麗な筆致で、唐風の筆使いの中に大陸を脱した文字の

特徴があらわれていて面白い。

 

夫婦揃って肉筆が仲良く仕舞われているのがあいらしい。

引用『文字に美はありや』67-68頁

伊集院さんの文脈をお借りしたわけですが、全くその通り!

バーバラ マルカワ付け加えることもございませんわ。

なんですが「藤」の堂々たることから鼻高々のプライドの高さ、

起筆がグイっと入っていることから我の強さ、芯の強さ、

左ハライの大きさからも華やかで心配りのできる才媛だったと窺えます。

 

他の視点からもきちんとした几帳面さ、気配りを持った女性であることが

見られます。気は強いようですから猛女という表現は当たっていますね。

まぁ、そういう藤原家の三女として最初っから皇后様になるように

育てられた安宿媛=なんとなく安手の宿を連想させるなんて失礼なこと

思ったアナタ!いけませんことよ!

 

安宿媛=どなたをも安らか過ごせる宿のような安心できるキャラを

藤原不比等は父親としてイメージして授けたお名前だと思います。

 

お名前の大切さは高貴な方々は「名前」教えないし書かないもんね!

 

なんですが、出身の家柄と何番目かの娘だけで通用する凄さ!

改めて自分の名前は大事にしようと

バーバラこと丸川夏央留は思ったのでした。

光明皇后の華やかな左ハライと横線左方突出は

「私って人に合わせてばっかりの壁の花なの」という方には

絶対オススメしたい書き方です。

 

まず、名前の書き方を「イメージできる目指す女性」のように

チョットだけ変えて書きましょう!

筆跡診断は、文字からその方の性格とか心理状態などを

75箇所ぐらいのチェックポイントを通して類別します。

 

そこで長所はもっともっと伸ばし、短所は改める。

脳のクセを上書きする改善アドバイス考えて

「人間関係を円満にしたい」「包容力を大きくしたい」

「もっと自己主張できるようになりたい」という

自分を変える手段をピンポイントで攻めていきます

自分の名前を好きになることマチガイなし!

お名前プチ診断でもピンポイントのレッスンしています。