砂漠女子の奥様「主人は浮気!」と被害妄想で藁をもつかもうと筆跡診断に「人生相談」

砂漠女子の奥様「主人は浮気!」と被害妄想で藁をもつかもうと筆跡診断に「人生相談」

 

人生相談?砂漠女子の奥様「主人は浮気!」と被害妄想

 

大 X X X さんの紹介とのことでいらした吉田由美子さん(48)

バーバラさんのところだったらプライバシー確保できて

自宅だということで本当のことが言えるって聞いたので。

 

今回は仮名でいかせていただきます。

狭い名古屋で人間関係がバレバレになってしまうから!

吉田由美子さんとしたのはお名前のアドバイスの

レイアウトが似せて作れるからであってウソ八百ではありません。

 

ご主人は電気設備会社経営(55)大学生の息子さんがお二人とのこと。

イキナリですか?

あのぅ、人生相談とはいえ唐突すぎるんですが、

と思いつつ最初の取っ掛かりを聞くこと5分。

その間、由美子さんを観察しました。

 

バッグはルイヴィトン、お洋服は多分FOXY。

フレアースカートのワンピースの重厚感半端ないわ!

握りしめているハンカチはフェイラーで

裕福でいらっしゃるんだなぁと思っていました。

 

全体的にグレイなトータルコーディネイトなので

バッグが浮いちゃっているなぁってカンジが。

 

相談したい内容を一気に吐き出され紅茶を一口。

ハッと我に返ったのか「すみませんイキナリ…」

 

だってまだ筆跡のこと切り出していませんから。

いえ、いいんですよ。でも私は筆跡診断士なので

筆跡から由美子さんの事を知るしかないの。

それでもいいですか?と伺いました。

 

Y「主人が浮気してるとおもうんですけど

止めてもらえるでしょうか?」

B「ですから、ご主人の浮気のことは

私にはわからないとしか言えませんの。

私にできることは由美子さんの行動の傾向から

これからどういうところを伸ばして人生を充実させて

いけるのかなぁ?というアドバイスなんです。」

 

Y「そうそう、それでした。すみません。私の悩みは

毎晩主人が外に飲みに行っちゃって、外に女がいると

気が変になりそうなんです。夕方が怖いっていう鬱病

でしょうか?」

B「ちょっと待ってください。まず、こちらの診断はがきの

記入をしていただいてからお話しましょう」

 

 

90分の筆跡診断ではできるだけ最初に

診断用のはがきのご記入をお願いしています。

時間を有効に使って筆跡改善のアドバイスと

具体的な改善ポイントを対面してお伝えしたいからです。

 

書き方は丁寧しかし、字が小さい。

しかも空間潰れ…字が小さいとはいえ

辛くてたまらない気持ちわかるわぁ!

1.文字列が過去に向かっている

2.刃物型の特徴がみられる

3.空間がつぶれている

4,縦線が歪んでいる

5.開空間が異常に尻つぼみ

 

 

ざっと拝見しただけでも

「辛くて疑心暗鬼、自分に自信が持てず

全く包容力が欠如した今の状態」

とわかります。

 

 

まず、包容力がなくなっちゃっているから

ご主人の毎晩の外出の飲み歩きが許せない。

刃物型の特徴で職人気質の頑固な点が

「浮気」を決めつけている。

 

横線のあり得ない下方からの起筆は自分の行動力が

奪われてしまっていて鬱だと思い込んでいる。

 

などなど一点づつ筆跡の分析をしていくと

Y「私が全部被害妄想みたいじゃないですか!」

B「そうじゃないの。今の健全度が低くなっている

ということが文字に出ているって言うことで

字はウソをつきませんから。

 

Y「でも由美子さんのお名前の方は苗字が

とてもイイ感じですよ。ご主人を大切に思っていて

自分が我慢すればいいんだっていうか控えめ文字。

でも「美」がとっても華やかで本来は由美子さんだって

社交的な方だと思いますよ」

 

と申し上げると沈黙、そして熟考するように

診断書を見つめていらっしゃいました。

Y「そうかもしれません。私自分がパサパサの

中年ババァになっていくの感じてるんです。

もう魅力ないし、会話もテレビ見てなきゃ全然ない。

主人を疑うことを仕事みたいに思い込んで監視してる。」

B「それじゃ、ご主人も面白くないと感じられるんじゃない?」

 

Y「私が疑ったりしているから。」

B「まず、人を受け入れられるように偏と旁の間を

拡げてお名前こうしていきましょう」

 

Y「被害妄想とパサパサなくなりますか?」

B「由美子さん、ハッキリ申し上げますが毎日お名前

書いて練習してくださる気持ちありますか?

 

Y「そりゃ、騙されたと思ってでもするしかない

バーバラさんはそう言ってるんでしょう?」

私も今回はいつもと違って由美子さんの気持ちが

パサパサの砂漠女子モード。

 

普段の由美子さんとはちがう人格が

字に出ているって思いました。

 

ですから滅多にない辛口で診断させていただきました。

なぜなら私は離婚経験者だから!

ここまで並み風立たずにやって来て損得計算しなさい!

という強い気持ちが働いたからです。

 

例えご主人が浮気していても「浮気」は「浮気」

そのうち飽きるから「浮気」というんです。

それを監視するようにご主人のポケットまでみたり

お財布の領収書まで見たりというのはいただけません。

 

まず、由美子さんご自身が「ゆったり」した気持ちを

持っていただきたい。と思いました。

 

最初は小学生でもあるまいし、名前の練習?

 

と思われたようですがバーバラ マルカワの

デカくてバランス悪い字でもきっちり「お名前の取説」

をさせていただきました。

1.「吉」はアンバランスでも下の口を丁寧に大きく

2.「田」も「吉」と同じぐらいの大きさにする。

3.「由」も同じく中がつぶれないようにして

4.「吉」「田」「由」の三文字に大きなエネルギータンクをつくる。

5.「美」は横線で行動・フットワークを大きくする

6.「子」は懐を大きくして横線に気を付ける。

何度かお名前のレイアウトしたサンプルお手本を

実際に書いていただきました。

 

それに「美」はパワーという言葉が気に入って

ご自身に「うるおい」が足りなかったと自覚されました。

後日、今日の診断書を送付するお約束をして

お別れしましたが、今回は90分が延長して120分に。

それでもバーバラは追加料金は頂きません。

 

今回は砂漠女子に潤いを与えることができたのでは?

と充実した診断ができましたし、由美子さん自身が

今だけこんな風に書いちゃった、ということを

納得していただくお名前レッスンができたから。

お名前というのは一番大切な自分の核なんですよね。

そこをとっても大事にすることで気持ち良く書けます。

 

「お名前の取説」は由美子さんの頑ななところを

最終的には取り払ってくれたようです。

今回は「診断はがき」の一部使用をお許しいただき

ありがとうございました。