虫ケラに生まれ変わりたくないから仏教ができたってホント?

虫ケラに生まれ変わりたくないから仏教ができたってホント?

虫ケラに生まれ変わりたくないから仏教ができたってホント?

 

今日の一言は森繁久弥

 

「ボウフラが蚊になるまでは泥水飲み飲み浮き沈み」

 

昭和の大俳優の森繁久弥さんを知っている人は少ないかもしれないけど。

今日はこの言葉を選んだ。

 

蚊のような小さな虫でも

成虫になるまでは

ドブや雨水の溜まりなどの決して綺麗とは言えない環境で

 

「泥水飲み飲み、浮き沈み。」

 

 

 

蚊ですら、過酷な環境で必死に生きて

やっと大人になったと思ったら

蚊取り線香で追いやられ

生き血を吸う寸前に見つかれば

ピシャリと叩かれ

一巻の終わり。

さりとて、生き血を吸わなきゃ

この先生きてはいけない。

なんて、不条理なんだ!

 

と、今日の一言を書いたのですが

三田誠広さんの本『般若心経の謎を解く』

から少しだけ仏教のお話を引用して

 

仏教は輪廻の恐怖から発生した宗教です。

虫ケラに生まれ変わりたくない。

そのために解脱しないといけない。

そういう切迫した要請があって、釈迦の思想が生まれ、

また釈迦の教えを支持する人々が教団を構成したのです。

 

でも考えてみると虫ケラというのは無心に生きている。

何の迷いも不安もなく、無心に行ける虫ケラというものは

すでに悟りの境地に達しているのではないでしょうか。

 

人間として、この世に生まれた者だけが、

煩悩に惑わされ、不安におののき、

苦悩に悶えることになるのだとすれば、

なんと不幸な生き物なのでしょう。

 

このあとは、ネガティブからポジティブに
論調が変化していくのですが、

虫ケラに生まれ変わりたくないという
輪廻を断ち切るために仏教ができた、

ということだけは覚えておきたいことです。

『般若心経の謎」はとても読み物として
面白く、解説はいろいろな宗教について書いている
三田誠広さんだからできる説明です。
いづれ、その内容もゆっくりとお伝えしますね!

 

 

今日は真言を3回書きました。

これでバッチリ!という気持ちです。

なんといっても般若心経のキモですからね!

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