鬼ムスメ、自分のドロドロ沼にハッと気づく

鬼ムスメ、自分のドロドロ沼にハッと気づく

鬼ムスメ、自分のドロドロ沼にハッと気づく

 

2020年は骨折で幕開けし、コロナという

今まで聞いたことも無いような感染症が大爆発。

連日NYでは遺体の処理もできないとか、

志村けんさんの場合は「最後に一目」会うこともできない、

という恐ろしいニュースが聞こえ始めましたね。

 

そんな折の3月下旬に、ご長男様が神戸から岐阜の

中学校の寮に入って新学期を迎えるという

お客様がいらしたの。

初回は「アレルギーを起こさないオウチ作り」の

工務店さんをされている方からのご紹介で、

12歳小学生の開運筆跡に関してだったのですが、

6年生男子という子供さんのしっかりした

未来の展望を聞いて驚きと同時に日本ってすごいな、

と嬉しくなったのを覚えています。

 

その後、お父様の方から

 

チョットただ聞いてほしいだけ、というご相談を承りました。

 

私としては「○○について質問があるのですが」という

ZOOMの30分フォローというのがあるので、

その枠で受けました。

 

 

しかし、その時の「ご相談」というのは、

すでに決断していることの整理だけだったんです。

女房に話しても「あなたを信頼してるから」と

同じ言葉しか返ってこない。それで聞いてもらいたい・・・

ただそれだけ?

 

最初にそう言っていただけたので全身を耳にして

「速記者」のようにメモを書きなぐり、

言葉をはさむどころじゃない。

 

それどころか

 

「いまおっしゃったことはこういうことでしょうか?」

と聞き直すしかできなかったのです。

 

 

しかし、お客様のなかでは

コロナが収まらない場合の営業とか対応についての

プランがそれぞれA,B,Cというように枝分かれして

マップが完成されていて驚いてしまいました。

 

 

ただ聞くだけの「王様の耳はロバの耳!」を

受け入れた地面の穴のような30分でした。

 

 

しかしお客様からするとアウトプットすることで

「新しいアイディア」でなくてもご自身が納得できた。

私のオウム返しで、自分の言葉を自分で再確認できた。

 

と非常にご満足いただけたのでした。

 

いや、もう、こちらが驚くことばかりの初「聞き役」

 

業界のことが全然わからなくても

私がメモのために聞き直すとそのたびに

「自分はイケてる」「よくやってる」「上出来」

というご自身に対する気持ちが湧き上がってきて良かった。

 

 

他人にしっかり

 

聞いてもらうっていうのは気持ちいいもんですね!

 

という感想をいただきました。

 

初めての「聞き役フォロー」でしたが、

「自分はイケてる」「自分はよくやってる」

「自分は上出来」という気持ちは

アウトプットして初めて持てたとのことでした。

 

 

も真似しよう!

介護のTODOリストを整理して

対応を準備して録音して聞いてみる。

 

私の場合は仕事のプランではなく、生活のプラン、

それも両親の介護プランを書き出してみました。

両親の老々介護、こちらは骨折療養中だっていうのに・・・

ともかく骨折しているので服を着るのも大変、

そこへきて罵詈雑言の嵐、押しつぶされて

抱えきれないわぁぁ、という寸前なのに、

 

母ときたら

 

「アンタのお洗濯じゃシーツがごわごわで床ずれしちゃうから結構よ!」

とか

「私はやくお洗濯したいから今病院行って来て!」

「この前は違う人のパジャマが入っていた、

アンタじゃわからないから私も乗せていって!

病院に確認したいから!」などとと言いたい放題。

 

 

 

入院中の父の「お洗濯お届け便」命令が一番つらかった。

 

 

母が気のすむようにしなくてはという、

今まで思い込んでいた

「父の洗濯物は、母の仕事として母にしてもらう」

というのを変更することにしました。

 

 

 

 

私がケアマネさんから言われている

「できる仕事を取り上げない」という項目には反するのですが、

シーツやパジャマをふんわりさせたいという完璧主義の母。

 

ぜったいに私に洗濯や食器洗いをして欲しくないようでした。

 

けれども「コインランドリー」でふっくらさせて

「ほわほわ」を届けるという形を提案したら、

母も納得できたんです。

 

 

父の病院に行ってから、

実家へ「汚れもの届ける」時間も「母」時間に

合わせる必要がなくなりました。

JRと名鉄電車の二つの線路をまたぐための

渋滞時間ロスが大幅に変えられました。

 

このマッピングと書き出し、

録音で心の整理が大幅にできました。

 

録音で自分の心のドロドロ加減や

どのくらい切羽詰まっているか如実にわかります。

 

 

週に2回も1時間の

 

「お使い」時間ロスをなくすことができた!

 

自粛が始る前に「写経」勉強時間作るぞ!と

骨折療養期間を有意義に使う準備ができた。

そしてお客様が言ってたように

「私はよくやってる、がんばってるよね」と

自分をホメることができるようになれました。